最近のDAW環境

私の現環境ですが、Ableton Liveを11にアップデート。そんで、Standardから、Max for Liveが動くSuite環境に移行しました。
実験的な音を作れたり、chance機能で人間的要素足したり…楽しいオモチャとなりました。
ただし、ザックリとトラック作りたいだけの私には高機能すぎで…
動画案件のBGMとか作りたっかだけなんですけど。

で、ひょんな事からNative InstrumentsのMaschine MK3も入手してしまったので、「ザックリ」と言えばこちらの方に軍配あり、と言うことでちょくちょくさわり始めました。んん〜、結構癖ありなんすね、Maschineって。
このシステムは、思うに作曲っていうよりも、高機能シーケンサー付きサンプラーって感じなんすかね。

良いタイミングで、動画案件が舞い込み、案件用にKOMPLETE 13を経費購入。Expansionから楽曲制作してBGとして成立したので、なんとなく仕事に直結しながら周辺環境が強化されてしまいました。

LiveとMaschineを行き来しながら、取りあえず色々と勉強中なのですが…
ビギナーながらに思ってしまったのは、Expansionがあると逆に何から始めれば良いのかとまどってしまいますね。仕事では非常に助かりました。品質高いし、版権クリアしてるみたいだし。
ニンニクと唐辛子、ベーコンしかなかったら、どうやって美味しいペペロンチーノ作ろうか試行錯誤しますけど、パンチェッタやら、ポルチーニダケ、アーティチョーク、ズッキーニ、ビーツ…その他どう調理して良いか解らない癖スゴ食材がしこたま並んだら…って気分です。

で、気分を変えるため縛りのある機材でなんか作ってみよ、と思う訳です。

今更のSP303

先日、SP404 MK2がリリースされた訳ですが、2009年のSX発売からどんだけ経ったの?って事ですが、狂喜乱舞したBeatMakerも沢山いると思います。
SP404がリリースされた当時、Madlibに憧れてSP303を購入した自分を恨むと同様にSPシリーズを逆恨みしていたので興味もありませんでしたが、コロナ禍前夜と少し前…Lo-Fiリバイバルにかなり遅れて乗っかるべくSP404sxの中古を探していた訳です。そしたら、生産終了と価格高騰の波。
そんでもってSP404 MK2リリース発表からの、年内製造分の予約販売分終了アナウンス。MK2は当面入手困難なのかしら…

ならば、SP303引っ張り出してこよ、となった訳です。
私がSP303を入手したのは202からの後継として発表されしばらくして入手したので、2003年とか。もう20年近く前の機材なんす。
『Theme For A Broken Soul』って、ほぼSP303でサンプリングして作ったアルバムなんすよね。
「機材がどうとかなんか関係ない。大切なのは、このレコードで何を作るか、だ。SP-303とVS-880で十分」というMadlibのインタビュー記事にシビれた記憶がよみがえります。

因みに、Ableton Liveに初めて触れたのも同時期。当時Live Lite の5ってやつで8トラック縛りだった記憶があります。
ループ用音源を簡単にシーケンスできる事に感動したけれども、オーディオインターフェイスを持っていなかった事、LiveのもつHi-fiでダンサブルな印象と、仕事に繋がりようもない私の当時の状況にDTMに飽きてしまいLive10末期まで疎遠でした。

使い方備忘録

で、久々にSP303触ってみたら…「あれ、どうやるんだっけ?」と、当然なりますよね。
以下備忘録っす。

基本の注意事項:
サンプリングするときは、[PATTERN SELECT]が消灯していることを確認を必ず確認。
じゃないとパターンの録音が始まっちゃう。録音するとき、削除するとき、演奏するとき…どんなときも、サンプルパッドなのか、パターンパッドなのか自分のいま叩こうとしているパッドの状況は把握しておいてね。因みに、パターンを選択してパッド叩いてスタートすると、自動的にサンプルを選択する状態になります。
デフォがサンプルパッドって事ですね。


Auto Sampling

Auto Samplingは、設定した音量を関知すると自動で録音開始してくれる。
あと、なるべくBPM固定でサンプリングした方が良いよ。あとでTime Modifyかけられるから。
レコードとかからサンプリングする場合でも、サンプリング素材になるべく正しいBMPが情報として乗っかっていた方が良いね。
BPMはTAP機能で調べても良いかも。各々やりやすい方法で。

  1. [CANCEL]を押しながら[REC]を押す
  2. [REC]が点滅し、“-0-”と表示
    CTRL 3/MFX(LEVEL)つまみを回してレベルを設定
    [REC]を押しサンプリング開始レベルが確定
  3. [REC]を押してボタンを点灯
  4. BANKを選択
  5. PADを選択
  6. [LONG/LO-FI]を押してサンプリング・グレードを選択
  7. BPMを予め決めて録音したい場合は、[TIME/BPM]を押してボタンを点灯
    CTRL 2(BPM)つまみを回して、BPM を設定
    [TIME/BPM]を押してボタンを消灯
  8. [REC]を押し、ディスプレイに“rdY”を表示
  9. 音源鳴らすと自動でREC開始
  10. サンプリングを終了したいところまで来たら、[REC]を押し終了

Truncate

長めにサンプリングしちゃうとメモリー喰っちゃう。
そんな時はこまめにトランケートして使わない部分は削除しておく。
あとBPM指定してサンプリングすると、指定したBPM内で自動的にMarkしてBPMの長さよりはみ出た音は隠してくれている。
この場合も、はみ出た部分は録音はされているので不必要ならトランケートしておくと良い。

  1. 変更したいサンプルが割り当てられているパッドを押す
    スタート・ポイントやエンド・ポイントが設定されている([MARK]が点灯)ことを確認
    ※[MARK]が点灯しているってことは、鳴っている音の前後に鳴っていない音が隠れているって事
  2. [DEL]を押してボタンを点灯。
    ※このときパッドも点滅するがパッドは押さない。サンプリング音が消去されちゃう
  3. [MARK]を押しディスプレイに“trC”を表示させ、再度[DEL]を押す。

Time Modify

サンプリングしたけど、ピッチ(音程)を変えずに、音のスピード(長さ)を変えたい!
例えば、80bpmのサンプリングループを95bpmで再生したい、みたいなときは、「タイム・モディファイ」する。
SP303は、半分から1.3倍の速度の間でモディファイできる。

  1. 変更したいサンプルが割り当てられているパッドを押しカレントパッドを決める
  2. [TIME/BPM]を押してボタンを点灯
    CTRL 1(TIME)つまみを回す
    ディスプレイに表示されるBPM の値が変化し、サンプルの長さが変わっていくのが確認出来る
    左に回しきるとタイム・モディファイがオフ。右に回しきるとパターンのテンポに応じて演奏(“Ptn”と表示)
    ※Ptnに設定:テンポに応じてサンプルのテンポが変更される。(半分~約1.3倍の範囲)
  3. もう一度[TIME/BPM]を押し設定を確定

Pattern Recording

サンプリングした音源でトラックを作ってみよう!

  1. [PATTERN SELECT]を押してボタンを点灯
  2. [REC]を押してボタンを点灯(メトロノーム音がスタート)
  3. BANK[A]~[D]のいずれかを押して、録音したいバンク選択
  4. 録音するパターンを割り当てたいパッドを選択
  5. [START/END/LEVEL]を押してボタンを点灯させCTRL 3/MFX(LEVEL)つまみを回して、メトロノームの音量を調節。
  6. [TIME/BPM]を押してボタンを点灯。CTRL 2(BPM)つまみを回してBPM を設定し、[TIME/BPM]を押して確定。
  7. [LENGTH]を押してボタンを点灯させ、録音するパターンの長さ(パターン・レングス)=小節数を確定。
  8. [QUANTIZE]を押してボタンを点灯させ、CTRL 3/MFX つまみを回して、クォンタイズを設定。
  9. [REC]を押し点滅が点灯に変わり録音がスタート
  10. [LENGTH]で決めた小節数をループしながら録音できる。
  11. 録音を終了させたいタイミングで、[REC]を押し終了。

※既にパターンが録音されたパッドを選択するとオーバーダブになります。


Erase

パターン作ったあとに、もう一回キック録音し直したい!って時はErase機能

  1. [PATTERN SELECT]を押してボタンを点灯
  2. [REC]を押してボタンを点灯
  3. 消去したい演奏が録音されているパターンのパッドを押して[REC]が点滅
  4. [REC]を押し、演奏を再生
  5. [DEL]を押してボタンを点灯。ディスプレイには“ErS”と表示!
  6. 消去したいサンプルのパッドを、消去したいタイミングで押す。すると押されている間にかかる録音が消去される。
  7. 消去作業を終了させたいタイミングで、[REC]を押し終了。

Quantize

クオンタイズは途中での変更も可能。長モノのループ音はずれない方が良い場合があるので、4分音符のタイミングOKだけど、リズムはグルーブ感欲しいので細かく打ち込みたいので8分音符や16分音符のタイミングで!みたいな場合でもこれで大丈夫。


まずキックとスネアだけ録音して、あとでハイハットだけ録音してドラムループ作成し、スライスしたウワもので展開考察してみる。でもって、ウワものオーバーダブ、って流れが良くある手法。この辺はMaschineでも同じ。
ループ音源つないでウワもの作って、フィンガードラム楽しむとか。スライスしなければ、SP303ならサクサクだから十分楽しめるよね。

今の知識や技術だったら、操作方法思い出せばこんな感じでザックリ遊べるのだけれど、当時は「音源どうする?」「スライスってこんなに手間なの?」「全然クオンタイズ効いてないやン」「なにこのザラザラで癖スゴのエフェクト類!」「ヘイ!すぐに容量不足じゃん!」ってな感じで、何が楽しいのか、何処で楽しめばいいのか全然理解できず、ただただMadlibが神格化されるのみでした。

久々にさわってみた結果、DAW触ってるより楽しい。比較するならMaschineとすべき、が正解かな?
やってることは変わらないけどね。
Maschineもなれたらもっと楽しくなるのかしら…